初めに
SR-007Aは、前身のハイエンドモデルSR-007を音質的に更に練り上げました。
イヤースピーカーの音質を決定づける要素は、一つには音を創り出す発音ユニットそのものになりますが、もう一つの要素としてイヤーパッドを挙げることができます。これは一般のスピーカーシステムではキャビネットに相当する重要なパーツでもあります。SR-007Aでは、主としてこのイヤーパッドについて改良を進め、これまで高級人工皮革を採用してきた素材を見直し、スタックスの歴史上初めて本革を採用しました。長年にわたって安定した生産実績のある大型の発音体と本革による理想的なイヤーパッドの組み合わせによってスタックスのコンデンサーオーディオに新しい世界が拓かれます。
開発コンセプト
繊細に、かつ豊潤に、楽曲のもつ多彩なイメージを素直に表現
イヤースピーカーの世界は、一般のフロア型スピーカーシステム同様に大型の発音ユニットでなければ得られない「音」があります。表現の繊細さは、コンデンサーオーディオのいわば得意技でもありますが、力強さを表現するにはどうしてもユニットの大型化が必要になってきます。発音ユニットの大型化を図ることで、「繊細さ」と「力強さ」を基本的に両立させ、さらに本革のイヤーパッドを採用することで、全帯域にわたり音の「豊かさ」を表現することができました。